山の蔵書票の新作ができあがりました。
越後荒沢だけです。空の部分は板目木版画。山の部分は木口木版画という版種になっています。
剱岳 山ノ窓 雪渓です。剱岳は、もっとしたしみ深い山域です。
昨年夏、二十年ぶりで行ってまいりました。室堂から別山乗越を経て剱沢を下降。真砂沢を通過。
仙人尾新道~仙人温泉~阿曽原~欅平。というコースを歩きました。
仙人谷の下降では、ルートを見失いかけ、あわやビィバークかとおもわれましたが、薄暗くなって、やっと仙人温泉小屋に到着いたしました。
剱岳 北方稜線は、若い頃歩きました。白萩川下降は忘れえぬ 思い出の山行として心に残っています。
http://bwckurita.typepad.jp/blog/ その山行の詳細は、木口木版画家 栗田政裕のブログで公開いたしております。
山の道具、ピッケルとかんじきをモチーフにしています。背景の山は、八ヶ岳連峰、権現だけです。
今年の夏から、集中的に取材をかねて八ヶ岳に出かけてみるつもりです。
アイゼンは、昔から使っている、十二本歯のものです。夏山の雪渓でもこのアイゼンを使っていますが、他の登山者から、「随分大げさな装備ですね。」とひやかされることもしばしばございます。
最も、私の装備は、ピッケルにしろ、かんじきにしろ、三十年以上も前から愛用している道具で、今の流行装備に比べたらすべて、骨董品のような代物です。
ですが、版画の題材にしようと思うと、やはり、古めかしい道具を選んでしまいます。古い道具には味わいがあるように思います。
ところで、山小屋で見かけるランプも版画にしてみたいのですが、味わいのあるお薦めのランプはどこかにございませんでしょうか。
http://bwckurita.typepad.jp/ 栗田政裕 もうひとつの世界
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